まず、バスの運転者は出庫すると、情報も運転者からの一方的な連絡のみで孤独でとても閉鎖的だったのですが、今は、スマホIP無線の個別通話やグループ通話を使ってやりとりができ、さらに営業所から運転者がどこにいるかもわかります。緊急時でも即、対応できるようになりました。
その他、お客様の荷物があったよ、や、工事や事故で今何分ぐらい遅れているかなど、リアルタイムでの情報の共有ができるようになり、それにより、お客様からのお問い合わせなどにも迅速に対応できるようになりました。
今回初めて市営バスに無線機を導入することになったのですが、貸切バスの方では以前固定型の無線機を利用していまして、そちらと比べると初期費用は半分以下になりました。
今後、サービス向上のためのドライブレコーダーやバスロケーションシステムなどを、IP無線と同じスマホで活用していくことで、将来的にランニングコストが大幅に削減される見込みです。
スマホIP無線はリアルタイムにバスの位置情報を取れるので、今後、バスロケーションシステムに活用できたらと検討しております。
また、インバウンドのお客様も増えてくると思いますので、新機能である翻訳機能など、今後、活用の幅が広がっていくと思います。
山本 竜二営業推進課
運輸サービス係 事業推進担当 係長
山下 信博営業推進課
運輸サービス係 事業推進担当 主任