空港のどこにいても、電波の良し悪しを気にせず一斉通話ができることが大きな強みです。
何か事案があった場合でも、担当者が上司へ報告するだけで、同時に社内全体に共有されるので、上層部が1:1で指示を降ろさなくて良いのがメリットです。
また、Buddycomは喋った内容が音声で残り、ボイスレコーダーとしても活用できますので、これまで所持していたボイスレコーダーとも兼ねることができ、所持品を減らすことができました。使い方もシンプルですので、簡単に使い始めることができました。
福岡空港では国内線・国際線の保安でBuddycomが利用されています。
国内線には北と南の2箇所荷物検査場があり、勤務開始時に、北巡回早番責任者や北遅番巡回など、各々の勤務シフト用のスマートフォンを持って現場につきます。
基本的に全員が参加しているAllグループで情報共有を行なっており、出発便の遅れの共有や、混雑状況を見ながら荷物検査レーンを移動させ調整したり、終業時に事務所へ報告をしたりしています。
最終便は航空会社によってバラバラで、その日最後の便が遅れますと、インライン(荷物を預ける所)、ハイジャック(手荷物検査)、ラウンジ検査の3箇所の調整をしなくてはなりません。
例えば「北は遅延しているので延長してください、南はもう閉めて結構です」などといったことを一括で情報共有できるBuddycomが役立っております。
また、特殊物件という、手荷物検査で一般では出ないような特殊なものが出た時、Buddycomで情報と状況を全体共有をしましたところ、上層部はちょうど会議中だったのですが、担当者が即座に現場へ向かい、対応することができました。
現在福岡空港の他に、伊丹空港、羽田空港国際線でも利用中です。
空港保安のほかに、現金輸送や警報に伴うガードマンの出動、施設警備などでも、Buddycomで代用ができると考えております。
現在、東京・伊丹・福岡の空港でBuddycomを利用していますが、他の空港に拡充していくことも考えております。
また、手荷物検査中に判断に困る物が出てきた場合に、今までは口頭や写真で共有していたのですが、BuddycomのLIVE動画機能ならその場を中継配信できるので興味があります。
菊原 総司福岡空港支社 保安検査部
検査第1課 係長
矢内 真由美福岡空港支社 保安検査部
検査第1課 係長