製造現場なので1分1秒を争うようなシーンがあり、遅延がなくレスポンスのスムーズな連携が取れるようになりました。
            衛生度を管理している部屋は、人の出入りが制限されているので、Buddycomを使ったコミュニケーションがとても役立っています。
            
            また、アプリが導入できて利用できるバージョンさえ合っていれば、スマートフォンの選択肢が幅広くあり選定しやすかったです。
            選択肢が沢山あるので使い勝手がよく、ワイヤレスのヘッドセットを使ったり、イヤホンジャックでスピーカーとマイクをつないで卓上で使ったり、自分たちで色々とカスタマイズして活用することができる汎用性の高さが非常にいいなと思います。            
               
         
 
    
            【生豆保管室】
            常に動きながら作業している生豆保管室の者には、腕にアームバンドでスマートフォンを固定し、ノイズキャンセリング付きのbluetoothイヤホンマイクを装着してグループ通話を行なっております。
            その際、発話する場合は腕に固定されているスマートフォンアプリ画面のボタンを押して通話しています。
            
            【焙煎者】
            PCモニターの横にスマートフォンをアームで固定し、上記と同じようにノイズキャンセリング付きのbluetoothイヤホンマイクを使い、アプリ画面のボタンを押して通話します。
            
            【焙煎豆選別者と充填・包装室と出荷エリア】
            作業者は2~3mほどの行動範囲なので、不特定多数で使えるようにスマートフォンをスマホスタンドなどで固定して、有線で卓上スピーカーとマイクを連携しています。
            スピーカーを通して通話内容が広範囲に聞こえ、固定されているスマートフォンアプリ画面の通話ボタンを押しながら卓上マイクに向かって話す、といった使い方をしています。
            
            会話の例としては、生豆保管室と焙煎エリアのグループ通話では、「生豆を搬送してください」「了解しました搬送します。◯◯12kg、20.3℃、10.6%です」といったような、生豆の情報として表面温度と水分値を伝え、情報共有をしています。
また、焙煎・選別室と充填・包装室のグループでは、「(詰める豆がなくなったので)次の豆ください」「(出荷室に)◯◯を送りました」「包材をください」といった会話がされています。
Allといった全体グループは作っていませんが、グループが別である生豆保管室と焙煎豆選別者などが情報共有をしたい場合は、個別通話を使っています。
            
            
            
 
    
            周辺機器は自分たちで選定しました。
            焙煎室などでは雑音が激しかったりもするので、ノイズキャンセリング機能付きのイヤホンマイク等を購入し、検証。
            オフィシャルのものではないのでサポート対応されておらず、相性などで動作しなかったり、PTTが効かないものもあって苦労しましたが、PTTが効かなくてもBuddycomを使えるよう、最適な活用方法を独自で編み出しました。
            例えば、イヤホンマイクで話を聞き、発話するときはアプリの通話ボタンを押しながらイヤホンマイクで話すことにより、イヤホンマイクのPTTが効かなくても通話を可能にしました。
             
            単純なトランシーバーだと周辺機器を組み合わせたりだとか、なかなか難しいと思います。
            作業者に応じて環境も違い、行う作業も違うので、それに対応した使い方をしたいと思っており、
            最初はそこまで想定はしていませんでしたが、焙煎工場で働き方を構築していく中で、ああ、Buddycomって使いやすいんだなと分かってきました。
                    
                               
            
 
伊藤 亮太代表取締役 社長
薄波 賢太郎製造部