Buddycomで発信した内容は複数の使用者でリアルタイムに共有できるため、すぐに応援がかけつけてくれるという安心感が高まりました。
特に、ご利用者様が建物間を移動する際には安全確保が必要で、その時だけ職員を多く配置する等、臨機応変な対応がスピーディーにできるようになったことは、思った以上の効果がありました。
ご利用者様のご家族からは、Buddycomを使用してからは職員の対応がとても速くなったとご好評をいただきました。(以前は一度職員に声をかけても、かなりの時間待たされることが多かったとの本音も伺いました)
また、困りごとが起きた場合などに現場からすぐに管理職に相談でき、その内容も職員に同時シェアされるので、問題解決がスピーディーに行えるようになりました。
プラスαの機能面では、音声テキスト化機能を活用して大切なことを備忘録として使うことにより記録漏れ防止につながっています。
これは、単なる音声通話ではない魅力です。
Buddycomを通じて、作業棟にいる職員が支援室職員へご利用者様の出欠を伝達することによって、出欠確認と出欠の記録システムへの入力が同時に行えるようになり、ご利用者様の工賃計算もスピーディーになりました。
それにより今まで紙媒体で行っていた出勤簿を廃止することができ、確認・記入不備の追及にかかっていた時間を削減できたため毎月7時間は業務時間短縮することができました。
施設内には2棟建物(居住棟、作業棟)があり、その建物内と建物間を職員が随時移動をしています。Buddycomを活用し、支援室から管理系業務担当者が作業棟で活動しているご利用者様の作業確認や体調確認を行っています。
また、通所利用者が複数回に分かれて登園するため、送迎車到着の情報を連絡すること等にも利用しています。
スマートフォンはポシェットのようなものを装着し、そこに入れています。
これにより、スマートフォンが落下するなどは起こらなくなりました。
これは当事業所のWi-Fi環境の問題でもありますが、Wi-Fiが入らない場所があることから、Buddycomが繋がらない状況も発生します。
その際は、複数職員がBuddycomを使用しているので、繋がる職員が繋がらない職員をフォローする体制を取りカバーしています。
離れた場所から伝達が可能になり伝え忘れが減少しただけではなく、業務の時短につながっています。
また、複数人で情報共有ができるようになり以前より情報管理が円滑になりました。
中でも一番多かった反応が、ご利用者様の元を離れることなく応援が呼べるので安心感が高まったという声です。
導入初期の頃は、イヤホンマイクで話すという行為を恥ずかしがる職員がいたり、スマホを持ち運ぶこと自体を忘れてしまう職員もいましたが、
慣れてくると毎朝自らBuddycomを手に取り、些細なことでも発信するようになりました。
長時間イヤホンマイクをつけることでストレスになったり、耳に支障が発生しないかと心配しましたが、1日の勤務時間でBuddycomを使用する時間を区切ることで、そのようなクレームは現在発生していません。
端末を替えることなく、アプリで簡単に最新機能にアップデートできるので、Buddycomの開発はどんどんユーザーに還元されていきます。
まだ当事業所には外国人の方はおりませんが、今後は一緒に働く仲間になっていくのではないでしょうか。
一緒に働くとなったときにはコミュニケーションの不安はBuddycomの翻訳機能で解消できるのも「単なるインカムアプリではないすごさ」だと思っています。
生駒 美智子 社会福祉法人聖徳会
見沼園 支援課